篤姫 あらすじとネタバレ(HULU)

2008年にNHKの大河ドラマとして放送された当作品。原作は宮尾登美子の「天璋院篤姫」。さて、そのあらすじは・・・

薩摩の島津家の分家、今和泉島津家の長女として生まれた於一(おかつ)は、島津家本家の斉彬の考える「幕政改革」のために役立つ存在と見込まれる。

 

そして、一介の分家の娘でありながら本家の養女となり、そこから激動の人生が始まっていく。

 

江戸幕府13代将軍、徳川家定の御台所(本妻)になり、家定亡きあとも大奥を取り仕切りつつ、14代将軍徳川家茂の後見人となり時代の動乱のなかでその手腕を発揮していくというストーリー。全50話。

 

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篤姫

 

毎週日曜日の20時になると、必ずNHKの大河ドラマを見る習慣のある家庭で育ったせいか、一時期は友達が見ている民法のバラエティ番組が見たくて仕方なく、大人になってからもしばらくはこの枠にチャンネルを合わせることはありませんでんした。

 

それでも、かなり久しぶりに見たいなと思ったのが福山雅治さん主演の「龍馬伝」で、これがかなり満足のいく完成度だったもので、「大河ドラマも良いものだ」と感じ、これからも興味がもてる作品ならば見てみようと考えていたのです。

 

そのあと「篤姫」がかなり面白いということを多くの人から耳にし、「いつかはDVDなどでまとめて見よう」と決めていたのですが、ちょうど、HuluでNHKのコンテンツの配信が開始され、その中に「篤姫」も入っていたことで、早速見ることにしたというわけです。

 

4日間で全50話を一気に見終わっての感想としては、

 

「なぜ、オンタイムで見なかったんだ!」

 

ということでした。

 

大河ドラマのキャスティングとしては、異例なのでは無いかと思える俳優陣が集結し、これまた異例なのではないかという演出がなされていて、心から楽しむことが出来ました。

 

篤姫の演じた宮崎あおいさんと、その幼なじみで、歴史上重要な人物でありながら、多くが語られてこなかった小松帯刀(たてわき)を演じた瑛太さんを軸に、江戸から明治への移り変わりを非常にわかりやすく、そしてテンポよく描き出しています。

 

龍馬伝は坂本龍馬からの目線で同時期を描いた作品ですが、徳川サイド、しかも女性から見た幕末という視点は新鮮で、時代の流れや重要人物の相関関係なども理解しやすく、改めてこの頃の歴史を学び直したような感覚になりました。

 

日本史の授業では学び取れなかったことが、このドラマによって多く知ることができ、「見てよかった」という言葉以外でてきません。

 

重要なテーマになっているものは「ひとの心」であり、「家族」であり、「結びつき」です。現代社会がうんぬんと言うつもりはありませんが、相手の心を慮るという重要なことを、篤姫が最後まで忘れなかったということには感動させられました。

 

出演俳優

 

篤姫が主人公ということで、基本的に大奥でのシーンが多かったわけですが、そこに登場する女性たちの際立ったキャラクターも素晴らしかったですね。

  • 篤姫付きの老女、幾島(いくしま)役の松坂慶子さん
  • 筆頭御年寄役、滝山(たきやま)役の稲森いずみさん
  • 家定の母、本寿院(ほんじゅいん役の高畑淳子さん

その他にも

  • 和宮(かずのみや):徳川家茂の御台所:堀北真希さん
  • 庭田嗣子(にわた つぐこ):和宮付きの女官総取締役:中村メイコさん
  • お近(おちか):小松帯刀の妻:ともさかりえさん

などが強烈な個性を発揮していましたね。

 

もちろん大奥だけでなく、男性キャストも個性的でした。なんといってもその筆頭は、篤姫の夫、徳川家定を演じた堺雅人さんでしょう。

 

「暗愚」と噂された家定をしっかり演じきり、しかもそれが「演技」であったことを篤姫に知られてからの切り替え方など、大げさになりすぎず非常に自然な形で「頭脳明晰な将軍」を演じ切りました。

 

勝海舟(かつ かいしゅう)を演じた北大路欣也さん、近衛忠熙(このえ ただひろ)を演じた春風亭小朝さん、井伊直弼(いい なおすけ)を演じた中村梅雀さんなどは、圧倒的な存在感をもって作品を引き締めていました。

 

大久保利通役の原田泰造さんも、バラエティで見せるおとぼけ具合は完全に封印し、素晴らしい役者としての姿をみせてくれました。

 

ただ、ジョン万次郎さんを演じた勝地涼さんだけは、あまちゃんの「前髪クネ男」を思い出してしまい、感情移入が出来なかったんですけどね(笑)

 

篤姫

 

ここからネタバレ

 

ネタバレと言っても、幕末から明治にかけてのお話は殆どの人が知っている内容だと思うので、あえて書く必要もないかと思います。

 

ドラマで描かれるのは、島津の分家に生まれた於一(おかつ)が、島津本家の斉彬の養女となり篤姫と名を変え、そこから近衛家の養女になり、さらに将軍家定の正室となる物語です。

 

その経緯の中で様々な出来事がおこり、徳川家最後の時を迎え、大奥の終結を見守る・・・薩摩おこじょの一本気な性格は、周りのひとたちの意識改革を促すものでもあったと思うのですが、徳川幕府と大奥に幕をひくのが「天命であった」と篤姫は考えます。

 

そして、その篤姫役の宮崎あおいさんは、まさにハマリ役で

 

聡明にして愛くるしい、そして人の心がわかる心優しき女性

 

を、子供時代から49歳の最後までを見事に演じきったと思います。

 

放送当時はかなりの人気で、高視聴率を叩きだしたと聞いていましたが、それも納得の完成度でしたね。

 

まさに、家族で楽しめる大河ドラマとしての理想とも言うべき作品ではないでしょうか。

 

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