トレーニングデイ あらすじとネタバレ(HULU)

デンゼル・ワシントンがアカデミー主演男優賞を受賞した当作品。さて、そのあらすじは・・・

麻薬捜査課に配属になったジェイク・ホイト刑事(イーサン・ホーク)は、ベテランの捜査官アロンゾ・ハリス刑事(デンゼル・ワシントン)について、実地訓練を受ける。

 

正義感あふれるジェイクは、捜査のためには法律違反もいとわないアロンゾのやり方に嫌悪感を覚えるが、アロンゾは「大物の麻薬売人を逮捕するには仕方がないことだ」とジェイクを説得する。

 

そんなアロンゾは、自分の力を過信し、カッとなってロシアの大物を殺してしまい、自分の身に危険が及んでいることから逃れるため、100万ドルを用意する策を練っている。

 

そこに巻き込まれていくジェイクは、アロンゾと同じように悪徳警官に染まっていくのか?・・・というストーリー。2時間2分。

 

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トレーニングデイ

この作品に登場する麻薬組織の人間たちは、限りなく本物っぽく見えるんですよね。

 

おそらく、『撮影は本物のストリートギャングの協力を得て実際の縄張りで行っている』ということが大きく影響しているんだと思います。

 

セットでは到底出すことの出来ない、なんともいえない迫力と空気感が、作品のそこら中に漂っていますからね。

 

そして、デンゼルワシントンの悪徳警官ぶりも、かなりマッチしていて、その演技力の高さに唸らされました。デンゼルの相手を追い込むような話し方というのは、わりと定番なのですが、悪賢さをもっていると思わせることにおいてはベストだと思います。

 

イーサンホークも、麻薬捜査官になりたてのジェイクを公演していて、刑事作品の中でも今までに見たことのないようなコンビぶりを見せてくれました。余談ですが、イーサンホークは西村和彦さんにちょっと似ていますね(笑)

 

ジェイクがGショックを愛用しているところとか、過去のエピソードを話すところでホンダアキュラの名前が出てきたりして、「ひょっとして、脚本家は日本好き?」なんて思えるところに好感がもてましたね。最近のアメリカ映画は、中国メーカーとか韓国メーカーの小物ばかりが目立ってきているので、日本製品の名前がでるとやはり嬉しいものです。

 

それにしてもドラッグ関係の呼び名がいろいろあることを知って、それにも驚かされました。

ウェット、バット・ネイキッド、シャームズ、ダスト、PCP、プリモス、Pドッグ

何がなにを指すのかはわかりませんが、売人たちの間では次々と新しい呼び名が生まれて行っているんでしょうね。

 

出演女優

 

この作品に出演している女優さんが、みんな美しいのには驚きましたね〜。

 

ジェイクの妻、リサ・ホイトを演じたシャーロット・アヤナは、キュートで足が長く、しかも超小顔。キスしているとき、イーサンホークの顔がでかく見えたくらいですから。

 

そして、ジェイクがレイプ犯から救った少女、レティ役のサマンサ・エステバンも、スレンダーながらナイスバディ、そして愛くるしい顔立ちでした。

 

さらに、アロンゾの愛人サラを演じたエヴァ・メンデスは、ヘアヌードギリギリな姿までも披露してくれてて、そのセクシーな肢体に思わず一時停止ボタンを連打してしまいましたよ(笑)

 

とりあえず、美人女優を観るのが楽しみで映画を見ている私にとっては、この3人の存在だけでオスカー作品賞をあげてもいいくらいです(笑)

 

この美人女優たちの中で誰かを選べと言われたら、シャーロット・アヤナですね。彼女は「ブルー・イグアナの夜」でストリッパーのジェシー役でヌードになっているということで、Huluで配信してくれないかな〜なんて思っています。

 

トレーニングデイ

 

ここからややネタバレ

 

この作品は、麻薬捜査の「訓練日」がテーマにあるわけですが、その訓練が「正義と悪は表裏一体なんだ」ということを新人の頭と体に染み込ませるためのものであるように感じました。

 

アメリカ映画やドラマでは汚職警官の話が数多くありますが、現実社会でも、ここまで堕落している警官が大きな顔をしてのさばっている可能性もゼロではないわけで、犯罪大国アメリカの闇の部分を浮き彫りにしています。

 

アロンゾがジェイクに話した言葉や、教えたことは間違ってはいないのですが、それもこれも保身のためにしたことっていうのが恐ろしいんですよね。

 

「死にたくなかったら学校で習ったことは忘れろ」
「捜査中は女房のことは忘れろ。指輪も外せ。弱みになってつけこまれる」

 

これはまさにその通りだと思うのすが、押収したメキシコ産のマリファナを吸わせるために、

「優秀な捜査官は麻薬を知り尽くしている。知識だけでなく体も」
「組織に潜入してヤクを断ったら警察だとすぐばれるから吸え」

 

というあたりは、完全に策略のひとつとなっています。ですが、説得力がありすぎるためにジェイクは言うとおりにしてしまうんですね。

 

「羊を守るために狼をつかまえる。羊を守るために狼になるんだ」

 

この言葉も、大義を果たすためには少々のルール違反も仕方がないんだと納得させるための言葉です。

 

正義感の固まりのジェイクにとって、規則を破ることは許されない行為なのですが、より多くの市民を助けるためには目を瞑らなければならないということも、頭のどこかで理解しようとしているのです。

 

そういう心の動きを見逃さずに、付け入ってくるアロンゾの狡猾さは、まさに百戦錬磨という言葉がピッタリです。

 

このままジェイクも悪徳警官に染まってしまうのかなと思っていたのですが、そんなときに

 

正義を実行するということは、やはり自分の身を助けることに繋がる

 

という出来事が表現されていたのには安心しました。

 

マッカーサー公園でレイプされかけてる14歳の女の子レティ(サマンサ・エステバン)を助けたジェイクは、自分を殺そうとしているスマイリー(クリフ・カーティス)のいとこがレティだったということで命を救われます。

 

一方、アロンゾの方は、「無法地帯ジャングルダム」の住人たちからはあまりよく思われていません。いつも上から目線で、自分たちを蔑んでいると感じ取られているためなんですが、それが最後のシーンに効果的にきいてきます。

 

ロシアの大物を殺してしまったアロンゾは、自分が助かるためには100万ドルをロシアの組織に渡さなければいけないのですが、そのお金は友人のように付き合いのあったロスの大物売人ロジャーを殺して手に入れたものでした。

 

そういったウラギリが日常になっているアロンゾにとって、信用出来る相手は誰一人いなかったのではないでしょうか。

 

もちろん、彼に加担して悪事を働く警官仲間も、ただお金だけの付き合いだったように思います。

 

ジェイコブス警部、ガースキー検事、ダグロッセリ刑事たちお偉方も悪に手を染めているのですが、彼らとのつながりもおそらくお金だけでしょう。

 

最終的に、悪徳警官はやはりロクな死に方をしないというエピローグに着地するわけですが、ジェイクがこのまま麻薬捜査官の仕事を続けるかと問われれば、おそらく答えはノーでしょう。

 

なぜなら、アロンゾの存在は氷山の一角であり、代わりに同じような悪を働く警官はやまのようにいると思われるからです。

 

権力を持つということは、人間性を歪ませてしまうという良い例なのかもしれません。そんな中で最後まで警官魂を失わなかったジェイクが生き残ったのは、まだまだ警察も汚れきっていないという希望に見えました。

 

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